ちょうど今日2018年7月3日から1年前の2017年7月3日に江口皮ふ科を開院しました。
そんな今日は台風のようですが、皆様大丈夫でしょうか。
振り返れば忙しく毎日を過ごしいつの間にか過ぎ去っていった1年間でした。
本当に支えて下さった色んな方々に感謝です。

ライオンのロゴは何か意味があるんですか？とたまに聞かれることがあります。江口の江の文字を入れたかったのはそうなのですが、ライオンは群れで生活する動物でもあります。ライオンの群れだけがなぜかプライド（pride）と呼ばれているのをご存じでしょうか。江口皮ふ科（私や職員）を1つの群れ（pride）と考え、そしてその群れは誇り（pride）をもって医療を提供するというそんな思いです。

これを書いていて1つ思い出したことがあります。
尋常性疣贅というウイルス性のイボの病気があり、基本的な治療は液体窒素というやや痛みを伴う治療が必要なのですが、当院に受診して頂いたある男の子がいました。何度か治療を重ね、遂に今日で終わり！という日がやってきました。そうすると男の子のお母さんが、今まで色んな病気で色んな病院の色んな科に行ったけど、お医者さんの中で先生が1番好きだってこの子が言うんですよ、と言って下さったことがありました。痛い治療をしている中でもそんな風に男の子が思っていてくれたことは私にとって予想外のことでしたし、同時に医師として大変嬉しく大変光栄な思いをさせて頂きました。

病気なんてこの世の中からなくなり、病院なんてなくなれば、みんな健康的で幸せな生活を送れるのだと思います。しかし現実的にそこに病気はあって患者様がいるとしたら、この病院に来て良かったなと思って頂けるよう今後も真摯に患者様と医療に向き合っていきたいと思います。