ちょうど今日2020年7月3日から3年前の2017年7月3日に江口皮ふ科を開院しました。

医者になるには医学部に行くことになるわけですが、医学部に行ったからには医者になる以外に道はありませんので、当然ながら大学の友人も先輩も後輩も医者しかいません。ある意味では本当に狭い世界を生きてきました。そしてその友人も先輩も後輩もだいたいは開業医の息子や娘達であり（ちなみに私の両親は医者ではなく大川市で木工関係の仕事をしていました）、『開業したら毎日単調な同じことの繰り返しでつまらないよ』と周囲によく聞かされたものでした。
しかし周囲に言われたこととは違って、私のクリニックに患者様が足を運んで頂くことに充実感と使命感を感じておりますし、大変有り難く感謝致しております。毎日が患者様から、病気について、人間というものについて学ばせて頂いておりますし勉強です。むしろ大学や総合病院、他のクリニックに勤務していた時には、私であるかどうかに関係なく、そこには高名な先生がいるから、大学の名前、他の科もかかっているからついでになどの理由で来院されることが主であるわけで、そんな大きな組織の一部でいるという方が私にとってはある意味つまらなかったのかもしれません。
もちろん組織の中でも多くを学ばせてもらいました。医学には患者さんが思う以上に絶対これでなければダメという治療法はあまりなく、医者同士でもかなり意見が違います。それは考え方の違いであってどちらが正しくてどちらが間違っているというものでもなかったりするのです。こうでなければいけないというこだわりも大事ですが、色んな考え方があると知ってることも大事だと思っています。

最近では朝から夜までほとんど休憩なく診療や手術をしており、患者様から『昼ご飯は食べているんですか？』と聞かれることがよくあります（笑）。私は小学校の頃から朝ご飯はお腹が痛くなるので食べず、昼は眠くなるので医者になって間もなくから食べなくなり、今ではほとんど夜ご飯1食の生活なのです。そのため朝から夜まで休まずにずっと働いていても大丈夫なのです（笑）。体には悪いのかもしれませんが、毎日仕事をしていながらいつかある日寝ていたら起きてこなくて死んでいたみたいなのが私の理想の死に方なのでそんな生活もありかなと（笑）。

まだまだ頑張って行きたいと思います！！